STAGE.1

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「あれもしかして…」 「おん…高校時代の俺やな」 そう新たに現われたのは、高校時代の俺 「変わりませんね、あんまり」 「そうかぁ?」 俺だけに聞こえるように囁いた石田に俺も同じぐらい囁いた。 二人で囁いていると 『あれっ?』 「………………………………」 『どうした?』 『いや……』 怪訝そうに俺を見ると 『…教室行くわ』 『えっ…じゃあ俺も』 そう言いながら俺達が出てきた教室に入っていった。 「…藤原さん?」 「………………………………」 「藤原さん!!」 「えっ…あーどうした?」 「何ボーとしてるんですか?」 「いや……」 なんかしばらく考え事をすると
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