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「各ステージで会わなければいけない人物がおるて言うてたやろ?あの黒い服を着た女が」
「あーたしかに…」
「その人物が俺達が今参加してるゲームのキーパーソンやってのも」
「はい…」
「…何が言いたいか分かるやろ?」
「もしかして」
驚いたように少し叫んだように言うと
「そのもしかしてや」
藤原さんは真剣な表情のまま頷いた。
「あの二人があの女が言うてたキーパーソンでこのゲームで探さなあかん次のステージに繋がってる扉の事を知ってるかもしれへんて事やな」
「でもどうするんですか?」
「どうするて、聞くしかないやろ?」
「聞けるんですか?」
「……聞けるんやったらさっき聞いてるわ」
ため息をつきながら答えた。
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