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「なんで、出てきてん!?」
藤原さんが驚いたように言っていた。
『なんでて、二人が急いで出ていったから…』
そう言いかけた時
「…!?……」
目の前に気配を感じた。
前を見るとさっきまで遠くにいた骸骨の一体が目の前に迫ってきていて、今にも俺達に向かって刀を振り下ろそうとしていた。
「いつの間に…」
藤原さんがそう呟いた瞬間だった。
骸骨は、俺達に向かって刀を振り下ろした。
「危ない!」
そう叫ぶとそれぞれ左右にその刀を避けた。
その刀を避けた所を見ると
骸骨が振り下ろした刀が地面に食い込んでいた。
その光景を見た藤原さんは
「ほんまに本物の刀みたいやな」
小さく呟いた。
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