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「…くっ!……」
藤原さんの声が聞こえた。
ふと見てみると
「…っ!藤原さん!?」
「大丈夫やこれぐらい…」
頬に赤い線があり、血がにじみ出てきていた。
それを手でそのにじみ出た血を拭うとゆっくり立ち上がった。
「こっちが動かなほんまに殺られてまう」
「でもどうするんですか?」
「どうするって決まってるやろ」
また切りかかろうとしてきている骸骨を見据えながら
「あれを動かんようするしかない」
「一人じゃ無理『手伝いますよ』えっ?」
昔の藤原さんがいつの間にか立ち上がっていた。
『あれこの前も学校に出てきて学校の生徒が襲われたんです…たしか自分の入ってる部活とあいつが入ってる部活の人だったみたいですけど……』
「えっ?」
隣には、昔の井本さんの姿があった。
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