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「それほんまなんか!?」
藤原さんが驚いたように聞いてきた。
『全部本当の事ですよ』
井本さんの変わりに藤原さんが答えた。
「なんで………!?」
また刀を振り下ろしてきた。
ガンッ
鈍い音が響いた。
見ると藤原さんが自分の腕に着けていた腕時計で刀を受け止めていた。
「もうこの時計使えんな…」
小さく笑うと
「まずは一体」
そのままの体勢で骸骨の頭に向かって蹴りを食らわせた。
すると骸骨の頭は、簡単に取れ頭を無くした骸骨は、崩れ落ちた。
その様子を見ながら藤原さんは、また血を拭った。
遠くからは新たな骸骨がゆっくり近付いてきていた。
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