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血を拭いながら
「井本すまん…もう怪我してもうた…」
と呟いているのが聞こえた。
「さすが…」
そんな藤原さんを見て感動してしまった。
『すごいな……』
隣でも感動していた。
するとまた骸骨がものすごいスピードで迫ってきて
「…くっ!……」
避けたが全て避け切れずに服が裂け、腕に切り付けられた。
切り付けられた腕からも血がにじみ出て服を赤く染めていった。
「ほんま痛みは、感じんみたいやで石田」
報告するように叫んだ。
「ほんますまん…」
そんな事思っていると
また切りかかってきた。
しかしその刀を受け止めたのは
『…早くして下さい』
昔の俺だった。
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