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「雰囲気がよう似てるからな」
『……そうですか』
結衣は、小さく呟くと
『……やっぱり私の想像通りでした』
小さく呟いて悲しそうに微笑んだ。
『……こんな事になってしまったのは、全て私のせいなんです』
「えっ?」
「どうゆう事や?」
『…このゲームは、本来存在してはいけないんです。人間を精神的から殺していくので』
「「えっ?」」
『人間が人間でなくなってしまうんです。お二人みたいなゲームの人質よりもプレイしている向こうのお二人が……』
「それって!」
「あいつらが一番危ないて事か!?」
『はい…ゲームの舞台になっている皆さんの過去を玲佳さんは、恐ろしい事を…』
何か言いかけようとした瞬間
後ろから来る気配を感じたのか結衣は、
『私がここに来た事が玲佳さんにばれたらどうなるか分かりませんので』
そう結衣は、言い残すと姿を消していった。
結衣が姿を消した直後
黒い服を纏った少女…結衣の友人だったとされるであろう玲佳が入れ違いに姿を現わした。
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