prologue

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「……っ……」 目を覚ました所は、全く知らん所やった 周りは、白い壁に囲まれていて、その先には扉が一つだけあるだけ…… ここは、いったい…… 「…楽屋じゃ……」 俺は、楽屋で意識がなくなった……いや楽屋におった所までしか覚えてない そう思いながら、ゆっくり立ち上がった。 「……っ……」 頭に微かに鈍い痛みが走った。 誰かおらんのか? 周りを見渡してみたが、他に見当たる物は、何もなかった。 あと見当たる物で残されていたのは、先にある扉だけ 「……あの扉」 あの扉の向こうに誰かおるかもしれんな…… 俺は、その扉に向かって歩き出した。 そしてゆっくり扉を開けた。するとそこに広がっていたのは…… また周りが白い空間やった。 「またかい……」 ここほんまどこやねん…? 少し苛立ち始めながら思っていると 「……藤原さん!?」 「えっ?……」 誰かが呼ぶ声が聞こえた。
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