prologue

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『なんか楽しそうですねぇ』 「「……!?……」」 突然少女の声が聞こえた。 『でもまぁ予想より早く二人共目を覚ましたので驚いていますよ?』 うふふっと笑う声が聞こえ、目の前に黒い人影が現われた。 その少女の姿は、周りの白と全く正反対の真っ黒な服を纏った一人の少女だった。 しばらく俺達の事を交互に見ているとまた話し始めた。 『今からお二人にはゲームにチャレンジして貰います』 と笑みを浮かべながら告げた。 「……ゲーム?」 いきなり何言ってんねん、こいつ… 『なんかお二人共難しい顔をしていますね…でもしょうがないです』 小さく呟くと黒い少女は、続けた。 『お二人には大切な人いません?今までの人生いや今現在でも……』 と問い掛けてきた。
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