双子と少女

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前を見ると、小学生ぐらいの髪が茶色い双子の男の子がいた 「うわぁ… そっくりだ…」 いや…うん、双子だからそっくりなのは当たり前なんだけど… 私は実際に双子を見るのは初めてな訳で… 「本当にそっくりなんだ…」 「あったりめぇだろ 双子なんだから」 黙れ、紫☆ っていうのは心の中にとどめておいた 双子は私たちに気づき 「「アリス~初めまして~!!」」 挨拶、見事にシンクロ 双子ってすごい!!! 「僕は~南(ミナミ)だよ~ [役]は~[トゥイードル ディー]よろしくね~」 「俺は~北斗(ホクト)~ [役]は~[トゥイードル ダム]~よろしく~」 「うん!!よろしく!!」 はぁー、よかった~ しゃべり方一緒だったらどうやって見分けたらいいのか分からなくなるとこだった しかししっかりしてるな~ 年下なのに 「紫もこんな風に挨拶出来たらよかったのに…(ボソ」 「おいこらアリス!!!」 確かに聞こえないように言ったはずだったが、またまた聞こえていたらしく思いっきり頭を叩かれた 地獄耳め… 南と北斗はあはは~と笑ってから 「「そろそろ、言っていい~? チェシャ猫~」」 と、紫に聞いた 「ん?あぁちょっとまってくれ アリス、今からこいつらが『どこにいきたい?』って聞くから、お前はお茶会へ行きたいってこたえろよ」 「え?あっうん…」 私が返事をすると 南と北斗の顔つきが真剣なものへと変わり 「「アリスが行きたい所が僕(俺)の行きたい所」」 「ねぇアリス」 「アリスは」 「何処へ」 「「行きたいの?」」 呪文のようにそう言った
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