時計兎と少女

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どうも、梨亜です。 私は今かなり焦っております 只今うさ耳さんを追跡しています。 でも… 「はぁ見つからない。」とか 「何で?あっちが追いかけて来るんじゃないんですか?」 とか…すっごい不機嫌で怖い… うさ耳なのに… !? うさ耳さんが立ちどまって 「戻ってみしょうか…」 って!! どうしよう!! とりあえず、もと来た道を走って戻ろう!!! 転んだ。何もないところで… やばいっばれる!! 「…大丈夫ですか?」 顔をあげるとうさ耳さんが手を差し伸べていた。 「大丈夫ですか?どっか打ちました?」 あれ? うさ耳さん…優し 「さっきから俺のあとつけてましたよね?なんでですか?」 こわっ!!! えっとえっと あーもう 私は勢いに任せて言った 「そんな訳ない!! うさ耳だからとか!! 全然つけてなんか…あ」 しまった… うさ耳っていっちゃった… 怒られる!! 反射的に目をつぶった あれ?反応がない 目を開けると うさ耳さんは驚いた顔をしていて 「君…耳みえるんですか?」 そう言った。
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