絶望と恐怖と信念と

13/16
前へ
/86ページ
次へ
ユビックは意識を戻すと見慣れた森に戻っていた。 どうやらロージーに運ばれて大木の根に寝かされていたらしい。 起き上がり少し伸びていると、食材探しに行っていたらしきロージーはたくさんの食材を取ってきていた 「起きたみたいじゃの。今日はもう夕飯にしよう」 その提案に乗ると二人は夕飯にとりかかった。 陽も暮れ、夕食も終わり一段楽したところでロージーはユビックに尋ねた。 「して、魔力のほうはどうじゃったのじゃ?見たところそんなに変わってはおらんように見えるが・・・」 「あぁ、それなら大丈夫だよ。ちゃんと魔力は宿った。宿った時に使い方など全て頭に入ったんだ。今は極力抑えてある」 「どのような力だったんじゃ?」 「それは 白と黒 時と空間 そう、因果律の力だ」
/86ページ

最初のコメントを投稿しよう!

185人が本棚に入れています
本棚に追加