絶望と恐怖と信念と

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魔力の属性を聞いたロージーはは驚きで目を見開いていた 「因果律じゃと?!そんなすごい力がユビックの中に・・・」 強大すぎる力を前にしてロージーは複雑そうな顔をしている。 「安心してよロージーさん。俺はこの力を手に入れることが出来て、俺みたいな悲しみが生まれないようにするんだ。世界が愛であふれるために」 その時。 突然ユビックたちの傍で魔方陣が輝きだし一人の少年が出てきた。 「くそっ。あの腐った親どもが。絶対殺してやる・・・!」 なんだか危ないことを言っている。 見たところユビックと変わらない年齢のようだ。 「・・・おい。お前っ!」 何かいやな予感がして声をかけた。 「何だよ・・・?!お前も俺を殺しに来た刺客か何かか?」 ひどく冷たい目をして言い放った。 「いや・・・違う。それよりお前も親に捨てられたのか?」 「“も”ってことはお前も?」 うなずくと今までの経緯を話した。
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