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ギルド最上階。
ここは普段人の出入りが無い『ギルドーマスター』の部屋がある階だ。
その扉を叩く。
__コンコン
「ふぉ、ふぉ。お帰りユビック。はやかったの」
中から出てきたのはロージーだった。
___
__
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ユビックと良次は部屋のソファに座ると早速本題に入った。
「で、話って何なの?親父」
聞いたのはユビック。
するとロージーは一瞬真顔になり、すぐに戻すと、こう答えた。
「ふむ。実は二つあっての。一つは今日の夜。王女の誕生パーティーが開かれ、それに招待されておる。良次には言っておったが、ユビックはおらんかったからの」
ユビックはもう少し早く帰ってくればよかった。と少し後悔した。なにせ王女とは3年前からのユビックにとって数少ない友人なのだ。
「まぁ、気にすんなって!一番いけないことは来ないことだろ?」
良次に元気付けられ、話を戻す。
「もう一つは・・・明日で良いじゃろ。今日は誕生祭をたのしむとしよう」
ロージーは気軽に言うと、隣の自室へと準備をしにいった。
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