任務と舞踏と成長と

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パーティー会場は随分と賑わっていた。 「おーおーやってるぜ」 若干賑やかなのが好きな良次は嬉しそうだ。 向こうに見える料理を指差し 「おい。食べに行こうぜ料理!」 小走りで向かっていった。 「子供じゃ・・・」 ロージーは呆れている。 そういいながらも後をついていく。 「やれやれ。さて、俺も城を回ろうかな」 __ _ 「ふぅ。やっぱここが城じゃ落ち着くな・・・」 ここは会場から少し離れたテラス。 そこから見えるのは満天の星空だった。 しばらく見上げていると不意に後ろから声を掛けられた 「やはりここにいましたか」 振り向くとそこには美しいドレスを身に纏った美しい少女が立っていた。 「誕生日おめでとう、エヴァ今日はとても綺麗だね」 エヴァと呼ばれた少女は顔を真っ赤にして俯きながらも感謝を述べていた。
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