任務と舞踏と成長と

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何故真っ赤なのかわからなかったユビックだった。 「さ、こんなところに主役がいちゃいけないよ。会場に戻ろう」 エヴァはこの国の王女で、今回の主役だ。 3年前に知り合ってからとても仲が良い。 エヴァが密かにユビックに恋ごごろを抱いているのは知らない。 会場では七大貴族が王に挨拶をしているのが見えた。 その瞬間、自分の中に殺気立つのが分かった 「・・・っ!・・・」 その時、強く肩をつかまれた。 「おい!やめとけ!殺気立つのはわかるが、ここじゃだめだ」 振り向くとそこには怖い顔をした良次と、その後ろに心配そうなエヴァがいた。 「あ、あぁ。すまない」 ユビックはすぐに冷静さを取り戻すとローブのフードをさらに深く被った。
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