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西の大陸にあるとても大きな国「イブリシテン王国」
その王国の七大貴族、「光のカルスト家」
そのカルスト家の屋敷である事件が起きた。
「旦那様、落ち着いてください。」
旦那様と呼ばれる人物、オーマス=カルストはカルスト家の党首。
オーマスはせわしく廊下を行ったりきたりしている。
「うぅむ。そうはいってもな・・・」
「奥様は戦っておられるのです。旦那様がしっかりしてないでどうするのですか」
使用人の言葉に納得したのか、近くにおいてある椅子にどっしり座った。
その時、
「オギャァオギャァ」
赤子の産声が屋敷に響いた。
「旦那様、奥様がお呼びです。どうぞ中にお入りください。」
待ってましたと言わんばかりにオーマスは早足で入っていく。
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