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ユビックは5歳になり、1歳年下の妹のもでき幸せな生活を送っていた。
そんなある日のこと。
使用人に連れられて、オーマスのいる書斎に来ていた
「さぁ、ユビック。お父様が呼んでますよ?」
「なぁに?お母様、お父様?」
メリーは妹のマリーを抱いてオーマスの隣に立っている。
「うむ。お前も五歳になった。今日は魔力を計るぞ。」
「ほんと?!やったぁ!」
「いいなぁお兄様」
家族みんな嬉しそうだ。
オーマスは大きく頷き
「ユビック、この水晶に手をかざしてみろ。我の子だ、さぞすごい魔力を持っているに違いない」
ユビックはワクワクしながら手をかざす。
が、その水晶は変化しなかった。
オーマスは焦った顔をして、
「もう一度だ、ユビック」
ユビックはもう一度手をかざす。
しかし水晶は何もはんのうを起こさない。
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