†第1章†

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いつもの、耳障りな目覚ましの音が聞こえる。 手探りで時計のスイッチを押すと、俺はゆっくり体を起こした。 すると、普段通りの行動にふと違和感を感じた。 毎日カーテンから漏れるはずの光は、まるで大昔から無かったかのように静かだった。 俺は、ベッドから飛び起きカーテンを勢いよく開けた。 「空が…緑色?」 俺は俺自身の呟きに驚いた。 空が緑なんてありえなかったから。
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