俺とヨル

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殴り掛かってきた三人が頭から血を流したり、顔が腫れたりでボロボロになって逃げていくのにそう時間はかからなかった。 『ばいばーい』 ヒラヒラと手を振りながら後ろ姿を見送った。 そして路地裏をでようと踵を返し後ろを向いた。 そこにそいつは立っていた 真っ黒の髪 威圧感のある瞳 服装までも黒かった 全部真っ黒 でもそれが街の明かりに 都会の夜中でも薄明るい空に 溶け込むことなく映えていた その姿は少なくとも俺の目に うつったそいつはとても綺麗だった _
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