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前の鏡にうつる俺は
人生で一回も付けたことのないワックスで
所々髪を跳ねさせてあり髪やおしゃれにまったく関心のない俺には不思議な感じになっていた
てかなんかべたべたする…
でも
「おそろい~♪」
と嬉しそうに笑うヨルを見たら
ま、いいか。と思った
あ…朝御飯…忘れてた
『…やば』
「え?なにが?」
俺はキッチンまでダッシュした
『あーあ、黒焦げ。』
案の定フライパンの中は
なんだこの物体は、ごみ炒めてんじゃねーよ
みたいな感じだった
「ありゃー、残念。今日は出掛けるついでに外で食べようか」
『………ん』
なんか悲しくなって鼻の奥がツンとしてきた
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