27人が本棚に入れています
本棚に追加
「おきなさいよ!」
少女の声が周囲に響く。
「チルノちゃん。
疲れてるんだから無理矢理起こしちゃ悪いよ」
もう一人の少女の声も聞こえた。
「んん…。あれ?」
「あ、目が覚めました?」
緑髪の少女が自分に近寄って来た。
「やっと起きた。」
青いリボンをつけた
水色の髪の少女も近寄って来る。
「あ…えっと…。」
緑髪の少女
「湖に浮かんでたんですよ」
水色髪の少女
「あんなところで寝るなんて
馬鹿ね。」
「馬鹿って…。」
そういえば…。
なんで湖にいたのだろう…?
たしか…。
そうだ…。
たしか…幻想入りしたんだったっけ?
それで…。
「うっ!?」
頭痛!
あまりにひどい頭痛だ。
緑髪の少女
「大丈夫ですか!?」
「…うん。なんとか…。」
水色髪の少女
「あたいはチルノ!
あんたは?」
緑髪の少女
「チルノちゃん…。
タイミングがおかしいよ?
あ、私は大妖精です。」
「えっと…僕はネコ…」
チルノ
「ネコ?わかったわ
ネコね」
ネコ
「あの…名前には続きが…」
チルノ
「何?ネコ?」
ネコ
「もういいです…。」
(そういえば馬鹿だった)
※チルノ
氷の妖精。
妖精の中では力が強い。
⑨=チルノ
ちなみに、
⑨=馬鹿である。
大妖精
「すみません。
チルノちゃんが…。」
※大妖精
大妖精。
チルノの友人。
ネコ
「…まあいいよ。
一応…聞いておくけど、
ここって、幻想郷だよね?」
チルノ
「あたり前よ!
あんた馬鹿なの?」
大妖精
「はい。
幻想郷ですけど…。
もしかしてネコさんって
外来人ですか?」
ネコ
「そうなるね…。」
やっぱり幻想郷か…。
ネコ
「あ!ケータイ!
…生きてる!よかった…。」
最初のコメントを投稿しよう!