第1幕・幻想入り(1)

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ルーミア 「…そーなのかー」 刃 「そーなのだー」 俺は何故、ルーミアのことを 知っていたかをルーミアに説明した。 一応、説明をしておくと、 俺は東方Projectという 同人ゲームを友達から教わり、 そのBGMにはまり、 いろいろ調べていた。 もちろん、そのゲームの キャラについても、 かなり調べていた。 ちなみに、好きなキャラは かなり詳しくなっていた。 その好きなキャラというのが、 ルーミア 「ルーミアなのかー」 刃 「そういうこと。 わかってくれた?」 ルーミア 「んー、まあまあかな~」 刃 「そーなのかー」 ルーミア 「むっ!それは、 ルーミアのせりふ~。」 刃 「あはは、ごめんごめん」 ルーミア 「でも、刃はどうするのだ?」 刃 「へ?何が?」 ルーミア 「寝るところとか、 これからとか…」 刃 「そうだな…、どうしよう?」 ルーミア 「む~!ルーミアに聞かれても~」 刃 「だよね…。でも、俺も まさかの幻想入りか…。」 ※幻想入り 別世界のものが、 幻想郷と呼ばれる世界に 飛ばされること。 主に忘れられたものが 飛ばされるが、 今回のように、 違った理由で飛ばされることも。 ルーミア 「あそこの木の下で寝ると いいのだ~」 刃 「ああ、ありがとう。」 ルーミアが指さしたのは、 少し丘になったところに はえた一本の大木だった。 俺は、すぐに礼を言うと、 木の下まで移動した。 刃 「かばんを枕にしてっと」 ルーミア 「…怖くないのか~?」 刃 「べつに大丈夫だよ。 一応、それなりに強いから。」 ルーミア 「そーなのかー? でも、ルーミアが刃を 食べるかも…。」 刃 「…その時はその時さ。 じゃあ、おやすみ~♪」 刃は、すぐに眠りについた。 ルーミア 「…変わった人間なのだ~」 ルーミアは少し考えたが、 眠っている刃の横に据わると、 ルーミア 「…まったく。」 そう呟いて空を見上げていた。
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