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ルーミア
「…そーなのかー」
刃
「そーなのだー」
俺は何故、ルーミアのことを
知っていたかをルーミアに説明した。
一応、説明をしておくと、
俺は東方Projectという
同人ゲームを友達から教わり、
そのBGMにはまり、
いろいろ調べていた。
もちろん、そのゲームの
キャラについても、
かなり調べていた。
ちなみに、好きなキャラは
かなり詳しくなっていた。
その好きなキャラというのが、
ルーミア
「ルーミアなのかー」
刃
「そういうこと。
わかってくれた?」
ルーミア
「んー、まあまあかな~」
刃
「そーなのかー」
ルーミア
「むっ!それは、
ルーミアのせりふ~。」
刃
「あはは、ごめんごめん」
ルーミア
「でも、刃はどうするのだ?」
刃
「へ?何が?」
ルーミア
「寝るところとか、
これからとか…」
刃
「そうだな…、どうしよう?」
ルーミア
「む~!ルーミアに聞かれても~」
刃
「だよね…。でも、俺も
まさかの幻想入りか…。」
※幻想入り
別世界のものが、
幻想郷と呼ばれる世界に
飛ばされること。
主に忘れられたものが
飛ばされるが、
今回のように、
違った理由で飛ばされることも。
ルーミア
「あそこの木の下で寝ると
いいのだ~」
刃
「ああ、ありがとう。」
ルーミアが指さしたのは、
少し丘になったところに
はえた一本の大木だった。
俺は、すぐに礼を言うと、
木の下まで移動した。
刃
「かばんを枕にしてっと」
ルーミア
「…怖くないのか~?」
刃
「べつに大丈夫だよ。
一応、それなりに強いから。」
ルーミア
「そーなのかー?
でも、ルーミアが刃を
食べるかも…。」
刃
「…その時はその時さ。
じゃあ、おやすみ~♪」
刃は、すぐに眠りについた。
ルーミア
「…変わった人間なのだ~」
ルーミアは少し考えたが、
眠っている刃の横に据わると、
ルーミア
「…まったく。」
そう呟いて空を見上げていた。
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