第1幕・幻想入り(2)

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「あれ…?」 目が覚めると、 ベットに寝かされていた。 「大丈夫か? さっき、森の中で倒れていたんだぜ?」 白と黒が目立つ、 一見、魔女といった格好をした 少女が自分の横で 教えてくれた。 「魔理沙!?なんで!?」 驚いた。 驚くもなにも、 本来なら出会えない人物に 自分は出会っているからだ。 しかし、驚いたのは、 こちらだけではなく、 魔理沙 「わあっ!? びっくりした…。 ん?なんで私の名前を?」 「えーっと…それは。」 説明できるかぎり説明した。 魔理沙 「なるほどな…。 つまり、私達の知識を もった外来人か。」 ※外来人 幻想郷とは別世界の人物 「そうなるね…。」 魔理沙 「あ、一応自己紹介しておくぜ。 私は霧雨 魔理沙。 (きりさめ まりさ) 人間だZE☆」 「じゃあ、俺も…。 俺はグルタミ。 もちろんだけど人間だよ」 魔理沙 「よろしくだぜ!」 グルタミ 「よろしく!」 魔理沙 「そういえば…、」 グルタミ 「…?」 魔理沙 「私達のことを知ってるって 言ってたが、 どのくらい知ってるんだ?」 グルタミ 「まあ…だいたいは」 魔理沙 「そーなのかー」 グルタミ 「それって…。」 魔理沙 「気にしちゃ負けだぜ?」 グルタミ 「うん…。」 (絶対、ルーミアからパクッたな…あれ…) 魔理沙 「今、パクッたとか考えなかったか?」 グルタミ 「ぜんぜん!考えてないです」 魔理沙 「そうか?ならいいんだが…」 グルタミ 「それにしても…、 本が多いね。」 魔理沙 「あ~、それはパチュリーの だぜ」 グルタミ 「…。」 (あの噂は本当だったのか…) ※魔理沙の噂1 もはや、噂ですらないが、 魔理沙はパチュリーという 人物の本を借りるといって、 強奪している。 本人いわく、 「死んだら返す」である。 魔理沙 「…ところで・・・。」 グルタミ 「?」image=301740331.jpg
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