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すると、ひかるさんはけらけら笑いながら、
「ま、いいんじゃないの? かの信長も実は“新入社員”だって説が流れてたくらいだし!」
と言って、持っていた槍を振り回す。
あぶねぇ!!
てゆうか。
いつ流れてたんだ、そんな説。
そんな馬鹿話をしているうちに、いつのまにか周りが賑やかになってきた。
行きかう着物姿の町人、具足姿の侍、さらには南蛮装束の切支丹。
広大かつ整然と区画された街並み。
そして、その奥にそびえる、堂々たる城郭・・・・・・
ひかるさんが両腕を広げ、めいっぱい自慢げに言う。
「ここが我が北条家の本拠地、東国最大の城塞都市・小田原さっ!!」
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