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「討ち死に……」
俺はゴクリと唾を飲む。
「まあ現代戦で機動兵器に踏み潰される可能性に比べれば、あの時代の方がまだ生き延び易いかもですね……なんせ向こうは火繩銃が最新兵器ですから」
「はぁ……」
俺は生返事をする。
だが。
悲しいかなおっさんの言うとおりだ。
この大恐慌下、この時代で就ける可能性があるのは軍事関連のみ。
それも、最新の機動兵器に乗れるのは一握りのエリートだけで、大多数は歩兵として、配属一年以内に八割がた敵の機動兵器に踏み潰されて終わるのである。
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