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俺は意を決して言った。
「戦国時代への就職、宜しくお願いいたします」
するとおっさんは
「それでは、どうぞこちらへ」
と言い、昔懐かしい電話ボックスのような機械の前に俺を案内した。
「それでは、一度行くと次の“新入社員”が来るまでこの時代には戻れません。また、タイミングよく“新入社員”が来るとも限りません。よろしいですか?」
おっさんの最終確認に、俺は頷く。
この電話ボックスのような機械。
これこそが科学万能のこの時代の産物、
『タイムマシン』
である。
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