1.20XX年 晩秋 神奈川県 小田原市

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俺は意を決して言った。 「戦国時代への就職、宜しくお願いいたします」 するとおっさんは 「それでは、どうぞこちらへ」 と言い、昔懐かしい電話ボックスのような機械の前に俺を案内した。 「それでは、一度行くと次の“新入社員”が来るまでこの時代には戻れません。また、タイミングよく“新入社員”が来るとも限りません。よろしいですか?」 おっさんの最終確認に、俺は頷く。 この電話ボックスのような機械。 これこそが科学万能のこの時代の産物、 『タイムマシン』 である。
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