始まりの夢

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午後7時。 やっと家についた。 「うぅ、さむ」 玄関でぶるっとふるえた。 今は真冬だ。 自分の部屋に入ってとりあえずラフな格好に着替える。 ケータイを出すと、メールが4件来ていた。 1件目 大介からだ。一応大切な親友だ。 「人造人間(笑)」 …終わりかよ! よし、これはスルーしよう。 2件目 高木 正和(タカギ マサカズ)からだ。 同じクラスで一緒にサッカー部に入っている。 一緒にバカやってる親友だ。 「人造人間(笑)」 なんだこの連携プレーは…… これもスルー、と。
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