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「加藤くん!」
『ん?』
「友達ってどうやって作ればいい?」
なんだこの子は…
いちいち面倒な子だな。
『そんなの自然にできるもんだろ。』
おれは適当に答えた。
すると彼女は目を丸くして
「自然?自然って何?」
と聞いてきた。
『普通に生活してれば自然とできるってこと。お前まだ友達できてないの?』
「私まだ友達できてないよ!前の学校でもね、いなかったんだ!皆あんまり話ししてくれなかったの。だからこの学校ではいっぱい作る予定!」
『あ…そう。』
友達いなかったのか…
確かに無駄に前向きで
空気読めない所は
ちょっとうざいけど
女子って怖いな。
「あ…でも…」
『ん?』
「加藤くんとはもう友達だね!加藤くんはいっぱい私と話ししてくれるもんね!」
この女は根っからの馬鹿なんだな…。
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