魔王×吸血鬼

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熱に犯されて目の前がチカチカする‥‥ジメついた室内には熱い吐息と水音が響き渡り 鼓膜を刺激する 『ユリウスっ‥‥ぁあっ、ゆ‥‥りうすぅ‥‥』 俺は何度も名前を呼んで目の前をユリウスの名前を呼ぶ その度に、中にあるユリウスの逞しい雄が中を擦り上げ、 抜かれると思ったら最奥まで差し込まれてそれがどうしようもなく苦しくて白いシーツにシワが出来るのを厭うことなく握り締める 「ルイ‥っ」 先程までの余裕はどこへやら 俺の目の前には余裕なさげに俺を攻め立てるユリウスの姿がある 腰の動きは確かに激しいものである筈なのに‥‥ 俺を抱き締める腕は優しくてそれがどうしようもなく愛おしい 『好き‥好きだァ‥ひっ‥ァあ‥ユリウスっ‥』 口から発せられるのは最早呪文によるものかそれとも本心であるかなんてもう俺にはわからない 「ルイ‥私も‥だ、」 耳元で囁かれた台詞 そこには確かな愛があった ──ただ熱に犯されて、快楽を感受して目の前の絶頂へと二人で登り詰めていった‥ +
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