22人が本棚に入れています
本棚に追加
*
「レノ、ルード、
お前たちは屋上を頼む。」
「りょーかいだぞ、と」
「もし手に負えない場合は業者へ連絡をしておいてくれ」
「、、分かった。」
レノとルードはゆっくりと立ち上がると、屋上へ向かっていった。
「あとのメンバーはツェイから配られた資料の元へ行ってくれ。
主に荷物の運び出しや書類整理を行う」
会議室内はざわざわとなり始めた。
しかしそれは、
ツェイの静かな鋭い視線やオーラによって掻き消された。
「それでわ解散とする」
ツォンがそう言うと、
ツェイは扉へ向かい、ドアを開けた。
*
「ツェイ、ちょっといいか?」
「?
……なんでしょうか、ツォン先輩、」
ツォンの表情はどこか複雑であった。
ツェイはいぶかしげな顔でツォンの顔をじっと見つめた。
最初のコメントを投稿しよう!