神羅

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         * 「レノ、ルード、 お前たちは屋上を頼む。」 「りょーかいだぞ、と」 「もし手に負えない場合は業者へ連絡をしておいてくれ」 「、、分かった。」 レノとルードはゆっくりと立ち上がると、屋上へ向かっていった。 「あとのメンバーはツェイから配られた資料の元へ行ってくれ。 主に荷物の運び出しや書類整理を行う」 会議室内はざわざわとなり始めた。 しかしそれは、 ツェイの静かな鋭い視線やオーラによって掻き消された。 「それでわ解散とする」 ツォンがそう言うと、 ツェイは扉へ向かい、ドアを開けた。          * 「ツェイ、ちょっといいか?」 「? ……なんでしょうか、ツォン先輩、」 ツォンの表情はどこか複雑であった。 ツェイはいぶかしげな顔でツォンの顔をじっと見つめた。
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