Chapter3

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「お兄ちゃん、何か疲れた顔してます。かっこいいですよ?」  今は晩飯時。二人しかいない食卓で咲那がそう言ってきた。相変わらず最後が変だがそこは気にしない。 「いや、明日学校行くのがダルくなっただけだ。」  味噌汁を啜りながらそう答える。どうせ隼人の事だ、まともな考えではねぇんだ。それを考えると鬱になって仕方がない。 「どうしても休みたいって言うなら良いですよ? 私も休みますから。」  できればそうしたい……って待てい!
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