Prologue~最後の悲劇~

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「フフフ……アハハハハ、これでお兄ちゃんは私のもの、ウフフ……アハハハハ」  咲那がずっと笑っている。右手に血痕のついた包丁を持ちながら。  どうしてこうなったのか……俺にはさっぱりだ……  だが、無理やりに理由をひねり出すとしたら、あの時からかもしれない。  そう、あの時から…… ────……
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