Chapter6

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「お、お邪魔します……」  あっという間に高坂家に到着した。ヤバい……何か知らねぇけど緊張してきた。 「どうぞ、汚いところですが。」  とんでもない、めちゃくちゃ綺麗だ。この家が汚いって言うなら、俺の部屋はゴミ屋敷以下だ。 「そんなことないですよ。 少し早いですけど晩御飯にしますか?」  エプロンを着けて、飯を作る気満々の紫がそう訊いてきた。ここでダメって言ったらどうするんだよ。 「そうだな。何か手伝うことあるか?」  料理はできねぇけど、配膳とか皿洗いぐらいならできる。紫にだけ働かせるなんてできない。 「あ、ありがとうございます。それじゃ、そこの皿をテーブルに持っていってくれますか?」 「任せろ。」  そんなこんなで、晩御飯が完成した。
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