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そんなこんなで紫の家に着いた頃には、辺りは既に暗くなっていた。
「妖怪…出るんだよな…。」
向こうには無いスリルがあり、命が危険に晒されていると知っていても…楽しい。
「この辺の筈なんだけどn…
「あら、いらっしゃい??」
「うぉあっ!!!!!?」
耳元からゆかりん参上!!
頼むから喋ってる最中に、急に耳元で話さないでくれ…。腰が抜けたじゃないか。
「…驚き過ぎよ。」
「ゴメン…慣れてないから。」
―――当たり前だ。
そうして紫に立たせて貰い、落ち着いた所で本題へ入った。
「話は霊夢から聞いたわよ。
正直に言うわ……貴方は帰れない。」
その瞬間、目の前が真っ白になってしまった。
今………何て??"帰れない"だって…!!?
「……どうして???
霊夢は帰れるって言ったぞ!!?」
もうそれしか言えなかった。
真逆、帰れなくなるとは思わなかった。
「行きは大丈夫だったのに、どうして帰れないんだ!!!!!」
もう、向こうの誰にも会えない。
そんなの、死んだ事と変わらないじゃないか……!!!!
「現代には…"貴方"は居るわ。」
――意味が分からなかった。
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