いつもの日常

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キーン コーン カーン コーン と鐘の音が校内に響き渡る 3限授業終了のチャイムであり昼食開始のチャイムである 曽根川ひかると天見愛流は一緒に話ながら中庭に出てきた 「じゃあここで」 とひかるは言う 愛流は「次はコース別だから次会うのは5限だね」と答えて2人は反対方向に歩いていった コースというのは攻撃系、防御系、回復系といった3つのコースに別れて魔法を習うものである 反対に歩いた理由としては、昼食を寮で食べる決まりになっており、 寮が校舎を挟んで右と左にあり ひかるは男子寮、愛流は女子寮であるからだ 周りから見ればひかると愛流はいい感じに見えるが、別に単なる友達である ひかるが愛流と別れたあと横から 「キャァー」 という悲鳴と共に 何かが飛んできた お嬢様の上之宮玲菜だ 玲菜はひかるに言った 「こ、この…む、む、む虫取って」玲菜は大の虫嫌いである ひかるは頬が赤くなったが、気にせず『さっ』と取って「じゃあ」といって歩いていった
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