プロローグ。

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「や、やっちまった……俺が…この手で人を………っ」 今あたしの目の前には、変態がいる。 「ふっ…ははっ……はははははっ…!  ははははっ!あはははははっ!」 狂ったように笑う女。シリアスな場面にも見えるが、実際は全くそうではないのだ。 まずこの女、頭の上に醤油ビンが乗っていた。中は7割ほど残っている。どうやってくっついているのかは謎。 そして金色の荒れた髪には、名前の欄に「野比のび太」と書かれた0点のテストが結びつけてある。 瓶底眼鏡、ちょびひげ。顔の回りにはエリマキトカゲのような…襟? ゴスロリと着物を足して2で割ったようなミニの紫ワンピースが、袖をちぎったみたいでノースリーブになっている。〇〇ノア・ゾ〇のが身につけているような腹巻。手には軍手、足はくるぶし丈の黒とグレーのアーガイルの靴下。「5-1 野比のび太」と書いてある上履き。ショルダーバッグのように肩に掛けてある、マンホールの蓋。 さて、どこからツッコもうか?。 、
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