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起きると空は紅く染まっていた。
「しまった!寝すぎたっ!」
急いで立ち上がろうと、布団から出る。
―――布団!?
私は縁側で寝ていたはず!…てか誰の部屋!?
誰かの部屋は見覚えがあった。この甘い匂い―――斎藤さんの部屋だ。
何故か斎藤さんはいつも甘い匂いがする。
甘いものは食べないのに。甘い匂い袋は持つのかな?
「って!そんなことよりもっ!」
テキパキと布団を畳む。
…てか斎藤さんが私をここに寝かせてくれたんだよね…?
「…おはよう」
斎藤さんだった。いつの間に…。
「おはようございます…?」
今は夕方ですが、斎藤さん。
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