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場所は変わり土方さんの部屋。
私と沖田さんが土方さんの前に正座している。
―――否、座らさせられている。
「《反省文 沖田・桜子》」
土方さんが"何か"を読みはじめた。
「《私達は、自らの仕事を放棄し、非番の斎藤さんと甘味処で白玉や餡蜜を食べました。
しかしそれがいけない事とは思ってません。
何故なら、斎藤さんのいろんなことを知れたいい機会だったからです。》」
ぷるぷると私たちが書いた反省文を持つ手が震えてる土方さん。
「てめェェェら!!!反省文じゃねェじゃねーか!」
うっ!鼓膜破れますっ!
二人とも耳を塞ぎ小さくなる。
「土方さぁ~ん!許してくださいよぉー。それにっ!斎藤さんを観察した結果、聞きたくないですか?」
土方さんの隣に猫のように擦り寄る沖田さん。
やめろ―――と頭を押し返す土方さん。
「…まあ、あいつはなぞな奴だからな。」
「報告しますっ!
斎藤さんは甘いものが好きな事が分かりました。」
沖田さんはそう言うと、いきなり立ち上がり私の手を引っ張った。
「では、報告終わります!」
にこっと笑い部屋からでる沖田さん、と引っ張られている私。
「こらぁ!説教まだしてねぇぞっ!」
後ろから鬼の声がする。
あっ…甘い匂いがする。
今持ってる飴はなにかなあ…?
「斎藤さんっ!」
甘い匂いがする三番隊隊長がそこにいた。
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