ぷろろろろろーぐ

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「政志ー?どうしたの朝から大きな声だして。」 一階から母親が登ってくる音がする。 タン、タンとリズムよく近づいてくる足音は、二階の政志の部屋の前で止まった。 「どうかしたの?開けるよ?」 「まっ、待って待って!!頼むから開けないで!!!!」 いい母親だ。年頃の少年の部屋を勝手に開けたりしてはならない。 しかし政志は念のため、ドアを押さえる。 生憎、政志の部屋に鍵はついていない。 「大丈夫、大丈夫。恐い夢を見ただけなんだ。それだけだから……。」 「そう?ならいいけど……。朝ごはん出来てるから、早く降りてきなさい。」 「わかった。」 ドアごしに母親と話をつける。 この状態を見られでもしたら……。
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