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「そう。その説明をするのが私の役目なのです。」
「あ~!!それって時間かかるの?俺あんまり時間ないんだ!!めんどくせぇ!!!!」
政志がそう言った直後、一階から母親の政志を呼ぶ声が響いた。
「ほら!!遅刻しちゃうよ!!」
「学校ですね?人間の文化のことはある程度調べてきました。では、向かいながら説明しましょう。」
「やだよ!!お前がこの世界にいるのは明らかにおかしだろ!!?お前が街中に出てみろ、大混乱になるぜきっと。」
そう言いながら政志は着替えを済ませ、昨夜準備をしておいたかばんを手に取った。
「ならば私はそのかばんに隠れましょう。私達にも時間は多く残されていない。あなたには一刻も早く状況を把握してもらう必要がある。」
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