陪審員制度~神の声~

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アメリカが死刑を実施できる背景には、司法制度への絶大な信頼感がある。 アメリカはご存知の通り裁判に陪審員性を採用しているが、12人の市民よりなる陪審員全員の賛成・反対で決定される有罪・無罪の評決は「神の声」とまで呼ばれ、これまでは絶大な信頼感を得ていた。 ところが科学の進歩でDNA鑑定の技術が進み、残された微量の証拠から次々と冤罪が明らかになった。 まず、この証拠を残しているというところが立派。 それがあればこそ、科学の進歩で見えてくる事実もある。 そうした証拠を保存すべく法も整備されており、弁護士はいつでもそうした証拠の開示を請求できる。 破棄した場合には罰則すらあるという。 これでもあなたは神の声になれますか?
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