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やっぱりそうだ。
タコさんウィンナーは私に幻覚を見せていた。
やっぱり翌日になって悪化したみたいだ。
だって頭がぐわんぐわんする。
…有り得ない。
この学園がこんな変わり果てた姿になっているなんて、夢や幻以外に説明がつかない。
校庭には戦車とかなんか完全武装した兵隊さんがズラリと綺麗に整列していて、朝礼にしてはいかつすぎる。
それになんだろう。
私こんな事って初めてなんだけど、
校舎の真上らへんの空が黄色になってる所なんて初めて見たよ。
よく見たらツブツブの黒い物体がうようよ螺旋を描きながら遠い上空を彷徨っている。
…うん、
落ちたタコさんウィンナー食べるのもう二度としない。
私は心に固く誓った。
よし、とりあえず病院に直行しよう。
「あ、ひかる」
すると屋上の方から声が聞こえる。
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