第1章

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「たっけぇ」 「凄い高いねぇ」 「もっとあるんじゃね、俺172だしそれより高そうだし。」 ・・・エトセトラ、エトセトラ、エトセトラ! と、口々に喋りだす生徒達。 なだめる担任 「はいはい、静かにしなさい。次、永村君」 何言おうか 「成原中出身の永村仁です。取りあえず、身長は155cmで・・・」 「はい、質問、永村君は身長何センチですか?」 誰かがかぶせてきやがった。 「150cm・・・だ」 本当は145cmなのは秘密だ 「ちっちゃ~い」 「かわい~い」 「ちっちゃいね」 「プッ」 うっさい、人が気にしている事をバンバン言いやがって 「ちっさいって言うな!それからそこ、プッって笑うな。」 前の女が笑ってやがった。 そしたらそいつは悪びれた風もなく 「だってめっちゃちっちゃいんだもんあんた。」 とか言いやがった。 「うっさい、このどデカ女。」 ん・・・このシーンデジャヴュ? いつだっけ? 「てめぇら、一々五月蝿いんだよ、もう高校生なんだから自覚持てや。人の話は一回で聞けやコラ。」 担任がキレた。 逆巻く髪の毛、 そこには 般若がいた、 担任の名前が姐御に決定した瞬間であった。
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