20人が本棚に入れています
本棚に追加
「たっけぇ」
「凄い高いねぇ」
「もっとあるんじゃね、俺172だしそれより高そうだし。」
・・・エトセトラ、エトセトラ、エトセトラ!
と、口々に喋りだす生徒達。
なだめる担任
「はいはい、静かにしなさい。次、永村君」
何言おうか
「成原中出身の永村仁です。取りあえず、身長は155cmで・・・」
「はい、質問、永村君は身長何センチですか?」
誰かがかぶせてきやがった。
「150cm・・・だ」
本当は145cmなのは秘密だ
「ちっちゃ~い」
「かわい~い」
「ちっちゃいね」
「プッ」
うっさい、人が気にしている事をバンバン言いやがって
「ちっさいって言うな!それからそこ、プッって笑うな。」
前の女が笑ってやがった。
そしたらそいつは悪びれた風もなく
「だってめっちゃちっちゃいんだもんあんた。」
とか言いやがった。
「うっさい、このどデカ女。」
ん・・・このシーンデジャヴュ?
いつだっけ?
「てめぇら、一々五月蝿いんだよ、もう高校生なんだから自覚持てや。人の話は一回で聞けやコラ。」
担任がキレた。
逆巻く髪の毛、
そこには
般若がいた、
担任の名前が姐御に決定した瞬間であった。
最初のコメントを投稿しよう!