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「別に変じゃ無いけど、この学校結構大きいし。」
戸田の言う通りにこの学校は大きい、一学年に500人弱という結構な大型校である。
その分学校も広い。学年毎に校舎があり、さらに特別教室等がある校舎も2つ、体育館は3つ、その他もろもろにグランドも馬鹿でかい。
ついでに言うと寮もある。他府県からの生徒のためらしいが、はっきり言って寮よりも俺の家の方が近い、よって俺にはなんの意味も無い。
「で、お前は何でここにしたんだ?」
「戸・田・よ。
別にたいした理由じゃないわよ、只何となく、そ、そう近かったからよ。」
「あっそ。まぁあんま興味ねぇしどうでもいいんだけどな。」
「どうでもいいなら聞かないでよ。」
何て事を話ていると駐輪場についた。
そして、自分の自転車の鍵を開けて、押しながら校門に行く。
「永村君はさ、どっちなの?」
戸田は右か左かどっちに帰るのかを聞いているみたいだ。
「ん、俺は左だけど?戸田は?」
「私も左。」
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