第2章

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「ただいま。」 家に帰って取りあえず「ただいま」と言う。今日は色々あって疲れた、まず朝には両親が居なくなっていて・・・ ・・・うん 忙しすぎてさっぱり忘れていたよ。どうしよう、まず一番大事なのは、生活費だ。ちゃんと振り込まれているか確認しに行かなければ、 他には、 飯をどうするか 金降ろした後にスーパーにでも寄って、適当に作るか。 という訳で、制服を脱いで私服に着替えて、金を降ろしにコンビニに向かう、最近ではコンビニでもお金が降ろせるんだぜ。元々は7~11時までやってた店とかでね。知ってるか。知ってるよね。 てかてか歩きながらコンビニに入り金を降ろそうとすると後ろから 「僕、お父さんとお母さんは一緒じゃないの?」 って話し掛けてくる店員。 「うっせぇ、俺は高校生だ。それに母親も父親も居ない。」 ・・・家には すると店員は驚いた様子で 「あっ、すいません。」 と言って、どっかに行ってしまった。 店員の言った「すいません。」は高校生に見えなかった事を謝ったのか、それとも親が居ない(旅行中)を勘違いして謝ったのか、果たしてどちらなんだろうか。 微妙な疑問を抱きながら俺はコンビニを出てスーパーに向かった。
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