プロローグ

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中学の3年が終わった。 この学校にももう今日から来ることは殆ど無いんだろう。 この3年間を振り返って見るなんて意味の無いことをしながら、校内をぶらぶらしていた。どこか一人になれる所を探して、そんな気分だった。 「付き合って下さい。」 ぼ~っと人気の無い所を歩いていると、急に声がしたので『ビクッ』っと身体が反応してしまった。 あぁ、嫌な所に出くわしてしまった。私は音を立てないようにそぉっとその場を離れる。聞いたことがばれたら厄介なことになりそうだしね。 私はその場を離れた。 ------------ 「俺のどこが良いの。」 告白された方の声が聞く。 「・・・そ、その、ちっちゃくてかわいいから」 もじもじとした声が答える。 するとその発言が終るかどうかの時に 「ちっさいって言うな、悪いがお前とは付き合えん。」 っと、怒鳴り声がして、その男は飛び出して行った。
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