第2章

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「ほえ?き・・・桐島君!ど、どうしてここに?」 と目の焦点は定まったらしいが、まだ口は少しあうあうしている。あんな風に口を動かしながら喋れる戸田は凄いと思う。 みんなもやってみてよ、無理だから、きっと。 「俺は、コンビニで立ち読みをしてただけだよ。」 「そ、そうなんだ。え、偉いね。」 まだ戸田は緊張が解けてないのかどもっている。・・・ってか 「「立ち読みって偉いか?」」 あっ、巧とはもった。 まぁ、どうでも良いけど。 「うぅ、二人してはもら無くてもいいじゃない」 道の真ん中に立ち止まるのは迷惑アンド俺的にしんどいので、三人で歩きながら帰る事になった。 巧には、俺の荷物の半分を持たせて、戸田はやっと緊張が解けたらしく俺の横でぶつぶつ言っていた。 「でも、明らかに立ち読みは偉くないだろ。いくら戸田が巧の事好きだって言っても、あれは・・・なぁ。」 「う、うるさいわよ。いきなり出て来たんだから仕方ないじゃない。それより桐島君に紹介してくれるんじゃ無かったの?」 「えっ、でも巧、戸田の事知ってる見たいだぞ。」 「それでも!」 「お~い、お二人さん、何二人でヒソヒソしてんの?」 戸田とこそこそ話をしていると、巧が話し掛けてきた。
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