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一方その頃仁は、何の料理を作ろうか悩んでいた。
「材料はかなり買ったから結構何でも作れるよな。」
何でも作れると逆に迷ってしまう。
「もうすぐ巧も来るし、時間のそんなにかからない物にすっか。」
一人呟きながら買ってきた袋から豚肉や他に必要な食材をを取り出す。
そしてフライパンを火にかけて調理を始めた。
・・・10分後
インターホンが鳴ったので、火を消して玄関に向かう。
「よう。良い匂いしてんな。」
玄関には既に靴を脱いで上がろうとしている巧がいた。
「・・・おい。俺、鍵掛けてたよな、巧。」
「まぁ、あれだ、人間知らない方が良い事も沢山あるんだよ。」
なんか知らんが巧は何かを悟った様な風な口調で言った。
「知らなきゃならねぇ事だってあるんだよ!
てめぇどうやって家に入りやがった!」
「それは、そりゃ、こんな風にヌチムチって感じに。」
訳の分からん手つきな巧、何か、キモい。とてつもなくキモい。とりあえずキモい。
「ってか、お前効果音と手つきがあってねぇぞ。」
「人間気にしたら負け何だよ。」
もう、疲れました。
「巧に何かを期待した俺が馬鹿だったよ。」
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