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夜は水分の含んだ雲がここを通り過ぎたんだろう、歩道の端々や車道の僅かな窪みにコミュニティを形成し、拡散の副作用を振り回している。
タイヤが水溜まりの雨水達に刺激的な短距離旅行を与える企画は、被る側にとってはユダヤ人に置けるPLOやスコットランド人にとってのIRAみたいな物なんだよな。鬱陶しい。
飛んでくる雨水を跳ね返すほど、周囲に敏感じゃなかったが。
僕達の左側を、平らな歩道と車道に挟まれた、人間が利用しなければ唯一の三次元物体であるガードレール。打たれる杭は皆で飛び出れば恐くない、そうやって歩道のガードレールは成り立っているんじゃないか。
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